カキスイー!!!
カキスイ、好きなんだけどどうにもな!
リリィタウンのお祭り超萌えるよね。
マオの試練も同時に水欲してて草。
カキ「それでは」
スイレン「ペロッと!」
贔屓目に見て可愛い。いつもマオの実験台にされてんの?こいつら…かわいい。
マオはライチさんと百合だから、カキスイだね…。
スイレン、次の試練を提示するとき、さらっとカキを呼び捨てにしていたが、外部の人間に上司を紹介するノリでのカキだったのか、普段から呼び捨てなのか、謎は深まるばかり…。
カキのバイトクビ事件に衝撃を受けて書いた代物。
むしろ、カキがスーパーでバイトしてるとか言う時点で草しか生えない。
ライチさんとマオとスイレンがクリスマスパーティしてたり、女子会したりしてる間もスーパーでバイトしてたんだと思うとホント大草原。
カキさん呼びです。
尻切れとんぼ。
「いらっしゃいませ…あっ」
「あっ」
軽快な音楽が流れる店内で視線がかち合った途端、二人の間で気まずい空気が漂い始めた。スーパー・メガやすの制服を着た男は間違いようがない。同じアーカラ島のキャプテンのカキだった。普段、上半身はキャプテンの証をつけた首飾りだけで何も着ていないから違和感があった。
「何やってるんですか?」
「見れば分かるだろう」
確かに分かる。制服を着ている以上、アルバイトだろう。
「スイレンは何か買いに来たのか?」
「ええ。きずぐすりを買いだめておこうと思いまして」
カキに訊ねられて、スイレンはカゴいっぱいに入ったきずぐすりとクーポンを見せる。
「どうしてバイトを?」
「キャプテンをやっていても、給料がもらえるわけじゃないからな。俺は将来ダンスの勉強をするために留学がしたいんだ。だから、こうしてバイトをしている」
あまり聞かないカキの身の上話を聞いて、スイレンは感心したように嘆息する。
「そうなんですね…。わたしはあまり島から出たいと思わないので、カキさんの考えはよく分かりません」
「スイレンももう少し年を重ねれば解る」
ぽん、と頭に手を置かれて、スイレンは首を傾げた。カキはいくつかスイレンやマオより歳上だが、なんだか子供扱いされたみたいで気分は良くない。これでも立派にキャプテンの仕事を果たしているのだ。
「これがマオさんなら怒ってるところですよ」
「本当だな」
「カキ、店長が呼んでたぞ」
そこでカキの同僚らしい山男がカキを呼びにやってきた。そこで話は強制的に終了して、カキは簡単に別れを告げると店長の元へと走っていった。
せせらぎの丘にある高台で釣りをしながら、スイレンはかつてスーパー・メガやすで交わしたカキとの会話を思い出していた。
最近、スーパーで見ないと思ったら、マオ曰くバイトをクビになったらしい。
カキはもっとたくさんダンスの勉強がしたいから、よその地方へ留学したいと言っていた。カキが得意としているのはアローラの男性に伝わる古い踊りだ。アローラにいれば十分勉強できるのではないだろうか。
歳の近いマオも実家の食堂を手伝って、時に腕を振るっている。それなりの地位もあって、元スカル団の女性を最近雇ったのだと言っていた。
スイレン自身はどうなのだろう。実家の漁業を手伝いながら釣竿を作ってはいるが、将来のことはまだ漠然としか見えない。父親譲りの釣りバカだから、やはり大人になっても釣竿を振るっているのではないかと思う。
今日はずいぶん長いこと引きがない。待つことが得意なスイレンはただ、ぼんやりそう思った。水辺に放してある、ぬしのヨワシたちは心地好さそうに泳いでいるのが見えた。
なんとなく辺りを見回すとライドギアで呼び出されたリザードンが誰かを乗せてこちらにやってくるのが見えた。浅黒い肌に燃える炎のような髪…カキだ。
「カキさん」
「スイレンか」
バサバサ翼をはためかせながら、リザードンが高台の下に着陸する。竿を手にしたまま見下ろすと浮かない表情のカキが片手を上げた。